詩人

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時代の変革の中で

今年はAI技術のさらなる発展の年であると言われているようですね。 日進月歩というよりも飛び級、次元変化のように発展するテクノロジー。 多くの人々はAIが作った創作物に違和感を感じなく麻痺し始めている。 その中身のない色彩だけの創作物に何故、危機感を感じないのか。 創作の現場でもAIを使用する人々は入り込んできている。 僕はできるだけ関わらないようにと思っているが、 こちらにわからないように使用している人もいる。 実際はわかっているのだが・・・。 これからの時代の中で僕は時代に...
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詩 難破船

川から海へ出でて日は過ぎた 宝島を目指した船の羅針盤は動かず 太陽の下 または雨の下で 私はただ船上で水平線を眺めている 同じように水平線を眺める者 部屋から出てこない者 考えることをやめヴァイオリンを奏でる者 生命は皆 それぞれの思惑に時からはぐれている 難を破るように船は天の地に辿り着くのか 多くの地に降り立ち不思議な景色をたくさん見てきた 大型船と言われているが なんでもありえる世界の中で船はあまりにも小さい この小さな船よ 石を打ち砕き進め 行き先は知らずとも難破の身...
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Makoto ATOZI Is Live.

トップ画像に記した「Makoto ATOZI Is Live」ね。 ポール・マッカートニーの「ポール・イズ・ライブ」を真似ました。 生きているぞということで。 Makoto ATOZI
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時代Ⅱ

最近はAMAZONでも古本を購入することができる。 新品を購入してくださいという声が聞こえてきそうだけれど、 沢山の本を読む自分としてはネットでダイレクトに検索・ディグって古本が購入できるという仕組みはとてもありがたい。 尊敬できる人々が読んで良かったと話している本を調べて、 片っ端から購入する。 それらの本は得てして古典が多い。 30年前、50年前、中には100年、200年、数百年以上前の書籍の思想が 今に通用するのかと思いながら手に取り、 ああ、時代は変わってでも真理は真...
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詩 旅人

あの日僕はフランスの古城で ジャンヌダルクの幻を見た 女戦士は手を縛られ 空に祈りを捧げていた 僕はその影を古城の壁に見た 広い世界と 深い記憶 人生の不思議 あれからも様々な場所を旅した それらの記憶は徐々に薄れていった それでも毎日は営まれる この人生という旅もいつの日にか終点に着く 記憶としては消されて なんらかの刻印として 次の生を僕らは生きるのでしょう または輪廻を抜けるのでしょう 旅人よ 自分自身を見よ そして世界を見よ 確かに在る私を 魂と共に 身体を超えた精神...
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詩 雨は降る

雨は降る 雲を連れて 雨は降る それが彼らの仕事だから 静かに雨は降る 雨は落ちる 大地に 雨は落ちる それが彼らの定めだから 大地に雨は落ちる 雨は川に流れ 花に注ぎ 海へ伝う それが彼らの姿だから 地球の色に見える あの子の瞳から雨が降る 少年は太陽で照らそうとする 少年は雲を払い 地平線を現す それが少年の仕事だから 少年は希望を表現する 何があろうとも 少年は希望を表現する
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詩 タイムライン

今は朝の3時。 ここ最近は夜18時頃に就寝して、朝は0時半くらいに起床している。 世間とはかなり異なるタイムラインで、僕の日常は営まれている。 朝の起床から瞑想、読書、食事とルーティーンを行い、 大体、この3時頃から、ようやくPCを開き、 デジタルを解禁する。 僕の日常がこんなだから、飲みのお誘いなども、 伺えないのですよ・・・と不参加ばかり。 それでもこの生活が自分なりのクリエイテイブにピッタリ合っていて、 毎日は心地よく暮らせている。 こちらが起床してから歌詞を提出すると...
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詩 バタフライ伝説

小川の水面は柔らかく柔らかく それはとろけあう桃のように光り流れる 私が部屋で読書をするときも 目を閉じて呼吸を整えるときも マリオネットの如く内的または外的な 操りの糸に惑うときも 変わることなく小川は流れる 私の今このとき 同じとき 鳥は羽ばたき 車は走る 誰かは何かを考え 誰かと誰かは接吻をしている またはもっと深く 私がひとつくしゃみをしたからといって 川の流れが逆になったりはしないのだけれど 私が何か意図したときに 一羽の蝶が生まれるなんてことは? 私があなたが愛に...
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生きるということ

生きるということ。 その本当の意味、答えは未だわからず。 僕は30代、恵まれた環境を享受してきた。 作詞家としてのデビューで書かせていただいた歌がロングヒットしたことで、 通常よりも遥かにスムーズに音楽業界の真ん中あたりで生息させていただき、 今になって思えば多くの歌を書かせていただいてきた。 この10年をもっと頑張れていたなら、 実際はもっと多くのことをできていたのだろうと思う。 この10年、12年ほどかな。 それは僕としては低空飛行の時代。 思いのままにはうまく運ばないと...
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詩 時代が変わるごとに

時代が変わるごとに 私たちは何かを失いゆくように見える それでも滅したように見えるそれも 一面に過ぎず多面は不二として在る 洞察を失う者も在れば 洞察を得る者も在る 泣き方を忘れる者も在れば 泣き方を知る者も在る 富を失う者も在れば 富を得る者も在る 神を見る者もそうでない者も 同じようにこの時代に 答えを探している 時代が変わるごとに 憂いるのは率直すぎる この時代が私たちに与えてくれる力 闇が深いほどに輝く愛と光 人々には力が与えられている 私たちはあらゆることを 乗り越...
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詩 手紙

私たちはいつか異なる言語を話し記憶は無の海 行く場所も来た場所も知らず物語の船は行く 遥か いつかどこかで私に手紙をください私もあなたに手紙を送ります ペンではなく記すのは言葉でもない だからこそきっと きっと 出会ったことにも気づかず私たちは出会うのでしょう そうして出会ったことに気づくのでしょう 船の上では逸れた鳥が行く 鳥たちはまた会えるのでしょうか 壮大な宇宙の秩序物語は私たちに優しくある私にはそう思えるのです Makoto ATOZI
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詩 青い天使たちのコーラス

脳裏に忍び寄るあらゆる毒を飲み尽くし続く太陽の連続 愛と苦悩と歓喜平和とユーモア誠実と狂気を生命は演じ続けている 積み重ねられた想念重きエネルギーから離れ今に在り 汝自身を知るため深い業からの解放のため繰り返される喜劇舞台に立つ 時の川 生命の川を渡り切るまで僕らは台本を知らされず見者であり 愛の人であろうとして演技を続けている 今すぐに すぐにですフィルムを取り替えなさい声が聞こえる フランスの詩人は色彩版画のように言葉を紡いだ死後の評価に喜ぶのではなく今を感じ伝えたい 詩...