詩 青い天使たちのコーラス

作詞家 Makoto ATOZI 阿閉真琴 Blog

脳裏に忍び寄る
あらゆる毒を飲み尽くし
続く太陽の連続

愛と苦悩と歓喜
平和とユーモア
誠実と狂気を
生命は演じ続けている

積み重ねられた想念
重きエネルギーから離れ
今に在り 汝自身を知るため
深い業からの解放のため
繰り返される喜劇舞台に立つ

時の川 生命の川を渡り切るまで
僕らは台本を知らされず
見者であり 愛の人であろうとして
演技を続けている

今すぐに すぐにです
フィルムを取り替えなさい
声が聞こえる

フランスの詩人は
色彩版画のように言葉を紡いだ
死後の評価に喜ぶのではなく
今を感じ伝えたい

詩とは生命とは
かくあるべきか
手紙であるべきか
それとも狂気予言の書か
美しい一枚の絵葉書か

音に乗れ言葉
人々の心を揺らせ
もう一度 心に愛を宿らせよ

ペインボディから
振り子から
自由であれ

星の動きに縛られた姿の民よ
自ずから星として輝け

美は生命
枯れてゆく その奥に
幾億の星の動きより確かに
輝く光がある

それは丘に放たれた
青い天使たちのコーラス

一なるものと全部なるものたちの
美しいコーラス

ペインボディを離れ
振り子を離れ
今に在る 真なる言葉よ

心を揺らせ
青い天使たちのコーラス
勇気を与え世界中に響け

Makoto ATOZI