ウォーキングという妙薬 歩く瞑想

歩く瞑想 作詞家 Makoto ATOZI Blog

朝と夕に1時間ずつ、計2時間、それと早朝マクドナルドでのノマドまでの往復の1時間。
毎日、計3時間、歩くようにしている。

歩く時は右足と左足のそれぞれに気づきを与えて、
腹筋に軽く力を入れて、肩の力を楽にして、
首を引っ張り上げられるようにして歩く。

2600年前にブッダが伝えた瞑想法、歩く瞑想。
僕は足を組み座る瞑想よりも、歩く瞑想の方が人生への益が多いように感じている。

元々、僕は姿勢が良くなかった。
毎日の歩く瞑想で意識的に姿勢を整えてそれを習慣にすることで、
日中も姿勢が崩れないようにする効果がある。

歩き始めと帰宅前には東を見上げて天に語りかける。
ある書物によれば天とは空だけではなく内側を指すのだという。
そして地は外側を指す。

世の中は蠢き、人々は無明のような生き方で、
集団的な機能不全に陥っているようにも見える。
油断すればすぐに自分ではない思考に絡め取られ
振り子のような波にさらわれてしまう。

私とは何者なのか。
何か自分以外のものとすでに同一視してしまい、
夢遊病のように暮らしてしまってはいないか。

それを精査するために歩くという行為。
これは僕にとってとても偉大な妙薬となっている。

あなたもいかがですか?
もう歩いていますか?

身体も逞しくなり心も整えることができる。
しかも無料のエクササイズ。

以前は少し面倒だなと感じていた1日3時間の歩行。
今は僕にとってちょっとした毎日の報酬のようにさえ感じられています。

喜びはあらゆるところにある。
それは豪華な食事や華々しさだけではない。

花を見るときの心の静けさとときめき。
清らかな空気を感じるときの健やかさ。

それを歌にも活かせたならいいなと思いつつ、
僕は今日も明日も歩き続けます。

ウォーキング、今更ながら、
おすすめです。

 

Makoto ATOZI