サンライズビュー

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毎朝のウオーキング。
同じ人々が同じ時間に歩いている。
不思議と僕が少し遅れた時間に玄関を出て歩くと、
なぜか、同じように他の人も同じ時間に歩いている。

帰り道の田圃横に、朝日のよく見えるビューがある。
そこに辿り着く同じような時刻にいつも、
配達なのかな?トラックでやってくるおじさんがいる。
白いトラックに乗ったおじさんは
いつも少しの時間その場所に車を停めて、
朝日を眺めてからまた車は走り出す。

あの瞬間、早朝から働くトラックのおじさんは
何を思って朝日を見ているのだろう。
今日のことを思うのか、家族のことを思うのか、
ただただ美しいと思っているのか、
それすらもなく、ただ朝日だ、と思い見ているのか。

幸せでありますようにと思って、
おじさんが走りすぎた後の同じ場所で、
僕はしばらく朝日を見上げて身体を伸ばす。

この日本の東から陽が昇り、
人々を照らし、朝は始まる。

希望の朝。

それぞれがそれぞれの思いを抱えながら、
今この時を生きている。

理由も答えも知らないままに、
こうありたい自分を、
決めてきた自分を生きようと、
新しい朝にまた歩み出す。