(トップ画像は昔、パリへ渡航した際に撮った写真で作っていたポストカード 焼ける前のノートルダム大聖堂)
日々、より良く生きるための情報は生まれ続けている。
それは実際には焼き直しに過ぎないのだけれど、その度ごとに人間の欲というのか願いなのか愚かさなのかが加えられ、こう生きれば幸せだよと人々に広めるべく語られる。
真実、真理はシンプルなはずだと僕は思っている。
何事も現状、上場というわけではない僕が言っても説得力はないのだろうけれどそれでも本来、この世界の真理はシンプル。
僕らは生きている。
ならばそれを生かそうとして支えている源が必ずある。
それは僕らの内側にあり、誰もがそれを宿している。
それを神性と呼んでもいいし、仏性と呼んでもいい。
だけど僕らは日々の外側に蠢く分離思想に巻き取られ、知らず知らず、本来の善の要素から離れ悪の存在を描き出そうとしてしまう。
引き寄せの法則も量子力学もツインレイだろうが風水だろうが占いやヨガだろうがあらゆるオカルティックな情報は僕らの本来のシンプルさを錯乱させてしまうこともある。
なんらかの計画に基づいてこの世界に生まれ、放蕩息子のようになった僕らはまた気づき、天国への旅路を始める。
新たなこの国(心)では同じ志の兄弟達が集い、内側の光を灯し合う。
初めは一人からでも、やがては目的の場所に辿り着く。
そしてそれは初めから自分の内側にあったのだといつか気づく時がくる。
人のことは言えず、なんとか救われたいと思い、
僕もさまざまな書物、教えを求め彷徨ってきた。
だけど、きっと、真理って、とてもシンプル。
幼児の頃の何も色付けのされていなかった時の祈り。
それはあらゆることを叶える力。
Makoto ATOZI