作詞講座第三章 作詞の基礎知識3つのステップ ③ 作詞の一番初歩的なルール

作詞講座第三章 作詞の基礎知識3つのステップ

③ 作詞の一番初歩的なルール

ここでは作詞をする際のもっとも初歩的なルールについてお話します。

ほかのページでもお話していることと重複しますが、大切なことですので作詞の際には、基本的なルールをしっかりと守るようにしてください。

 

① 譜割を中途半端に自己解釈しない

作詞は音楽制作の一役です。詞先であっても、曲先であっても、メロディーがあり、譜割り、つまりは定められている音数があります。

近年の流行りでは1音符に2語3語を詰め込んで英語のように聴かせることに成功している音楽もありますが、初歩の内は、しっかりと音数を守るようにします。

様式美を守るとこによって生まれるポエジー(詩的感覚)があり、様式美を守ることによって歌に風格が生まれます。

内容は良いのだけれど譜面を無視した歌詞と、内容としてはシンプルながら音数を守って、音楽的な要素を盛り上げる母音と子音を計算して作られた歌詞では、後者の方が心に響きます。

もちろん内容の良さは重要ですので、内容も良く、譜割の通りに美しく歌詞を書きましょう。

メロディーを自己解釈・湾曲しないということはとても大切なことです。

 

② 同じ言葉を重複しない。

これは主語に多いのですが、たとえば「僕」「私」という言葉、たとえば「空」「街」「歌」など、歌詞の中で出てくる単語は通常一回まで、主語の場合も多用しないようにします。歌の中で使うことのできる言葉の数には限りがあります。

同じ言葉を複数回登場させることだけでももったいないですし、同じ言葉が節節にあることで物語が間延びしてしまいます。

印象的な言葉であればあるほどに重複は避けるようにしましょう。

 

③ 言葉を数行に渡って跨らせない。

歌は一行一行を一つのセンテンスとして、一区切りとして物語を描きます。

接続詞を使ったり、どうしても描いてみたいことがあるからという理由で長々と説明のような歌詞にならないようにします。

歌は一行一行を一区切りとする。

これはシンプルでありながら、最も大切な考え方の一つです。

 

④ タイトルはかならず書く。

稀に提出される歌詞にタイトルがついていないことがあります。

タイトルのない歌詞は名前のない人のようなもので、ある種、記憶喪失にも似ています。

あなたは誰ですか?と聞いても応えてくれない人のようなものです。

名前がないのですから応えられないのも仕方がありません。

歌には必ずタイトルを記し、自分のクレジット(著者名)も書く癖をつけましょう。

歌詞は作品です。

作品には必ずタイトルがあり、サインがあります。

私の・・・という作品ですと、自信を持って提出できるように基本を守りましょう。

 

⑤ 他者を責めるような作品は書かない

これはソングライティングセラピー作詞教室に限ったルールです。

現在、時代の雰囲気からか他者をディスるような歌が多く発売されています。

講師はこれを由々しき問題であると考えています。

歌はリスナーに、夢・勇気・希望・愛を与えるために存在しています。

他者を責めたりせず、どれだけ時代を経たとしても色あせたりせず、人々の心に寄り添えるような歌を書きましょう。

書かれた歌はきっとあなた自身を救ってくれます。